小学校受験を決意して気になるのが、縁故(コネ)は必要なのか。
中学受験・高校受験・大学受験の倍率と比べると、驚くような倍率の都内の小学校受験。考査の前後に抽選がある国立小学校、お茶の水女子大学付属小学校や東京学芸大附属竹早小学校では実に50倍を超える倍率で、抽選のない私立小学校でも、人気校では倍率は10倍を超えます。
人気校では10人以上に一人しか合格しない狭き門・・親子共にしっかり準備しても、コネがないことを理由にご縁をいただけないのでは!?と我が家も最初は不安になりました。
ないない尽くしの我が家
我が家は、コネどころか、それ以外にもないない尽くし。
- 縁故(コネ)はない
- 志望校に通っている知り合いどころか私立小学校を受験する知り合いもいない
- 情報もない(あるとしたら真偽不明のネット情報のみ)
- 時間がない(私立の受験を決めたのが年長の7月)
- 母親の私は専業主婦でもない
- キララちゃんが通うのは幼稚園でさえない
- 近くに頼れる人もいない(実家は遠方)
そんな我が家でしたが、キララちゃんが考査を受けた小学校全て(国立も私立も)に合格をもらえました🌸
縁故・コネに対して思うこと、私個人の考えを、お伝えします。
インターエデュで口コミをチェック
我が家も、志望校の口コミをインターエデュで見てみました。※インターエデュは言わずもがな、受験にまつわる掲示板です
すると、「コネは必要」派 と「コネは必要ない」派どちらもいました。「知り合いの合格者は縁故・きょうだいが多かった」という意見がある一方で、「我が家は縁故はありませんが、合格いただきました」という意見も。
ただ、ネットでの口コミですので、実際の数字で示されたものはなく、エビデンスに欠けます。
根拠に欠けるコネ論争
ここからは私個人の考えです。
私は元来、すごくポジティブ。「この時代にコネなんてあるわけない。実力と、その子が学校と合っているかがすべてだ。」と考えてたいところでしたが・・・・
湧き上がった疑問 あのやんごとなきお方って・・・
ん?まてよ・・・・??
そういえば、皇族の悠仁さまって、どうやって国立であるお茶の水女子大学付属小に入ったんだ?
国立の小学校は、厳正な抽選があるのに・・
調べてみると、悠仁さまは幼稚園からお茶の水女子大付属に入り、そのまま付属小にあがったらしい。
幼稚園のことはわからないので、お茶の水女子大学付属幼稚園に入る倍率を調べてみると、
3歳男児は140名の応募者、入園候補者は20名 つまり7倍の倍率。
※お茶の水女子大学付属幼稚園は、高校からは女子のみとなるため、女子のほうが高倍率となる。3歳女子は215名から20名に絞られるため、倍率は10倍を超える。
(2023年11月実施のデータ「入園検定の応募者数と入園候補者数」参照 お茶の水女子大学付属幼稚園)
通常のお茶の水女子大付属幼稚園に入るための考査は
第一次検定(抽選)→第二次検定(行動観察・親子面接)→第三次検定(抽選)のフローで行われるとのこと
この抽選という不確定な要素を含んだ考査をやんごとなきお方がうけるとは考え難い。
さらに調べると、応募資格は幼稚園から半径およそ3㎞内在住とあるが、悠仁さまの住む赤坂御所と幼稚園の距離は6km以上離れているので、応募資格もないこととなる。
調べてみると、やはり悠仁さまに限って言えば、通常の考査ではなかったとのこと。
3歳だった2010年4月、お茶の水女子大付属幼稚園に入園した。同幼稚園は国立難関幼稚園として人気が高く、一般入試は高倍率の狭き門だ。
ただ、悠仁さまは一般募集ではなく、同大が08年度に新設した「特別入学制度」での合格だった。
そして、この悠仁さまのために作られたと噂される「特別入学制度」はいつのまにか廃止されていた。
【ソース】


小学校受験と関係ないので割愛しますが、悠仁さまはお茶の水女子大学付属幼小中と進み、これまた特別ルートで提携校進学制度というのができて筑波大付属高校に入れたとのこと。
国立の幼稚園でさえコネがあるのだから、多かれ少なかれコネというものは存在すると思うんです。
皇族は特別としても、ほかにも例えば創設者の子どもとか、孫、ひ孫とか親族はやはり有利になりえると思います。
でもきちんと考査を経て、入学している子がいることも間違いのない事実。
誰が縁故で、だれが実力で入ったかなんて、当人が口を割らなければわかりようがありません。
きょうだいが在校生、親が卒業生だったら有利なのか
既にきょうだい(おにいちゃん、おねえちゃん)が志望校に在校中だとか、親が卒業生と言う場合。
コネとまではいわなくても、すごく有利だと思います。
なぜなら、
- その家庭は、フリーが喉から手が出るほど欲しい「情報」を持っているから。
- 合格した実績を持っているから
- 学校側の安心材料
☑️情報というのは、学校案内にもない、ホームページにも載っていない生(なま)の情報。
「こんな時に先生がこんなふうに声をかけた。」
「こんなことをしてくれた素晴らしい友人がいる」
「学校で教えてくれた〇〇をきっかけに、こんなにすばらしいことがあった」
そんな情報を聞けば、これから受験する子どものモチベーションもあがりますし、揺るぎない「志望動機」が伝えられますよね。
☑️合格した実績がある といことは、合格したときの情報があります。
合格に導くための努力を知っていて、合格した願書を書けた家庭です。
願書に書くことの多い「家庭の教育方針」「志望動機」。それらは、お姉ちゃんやお兄ちゃんから妹や弟に変わっても、そうそう変わるものではないですよね。
そこにこれから受験する妹や弟の個性を入れ込んでブラッシュアップすればいいわけです。
☑️学校側の安心材料
「はじめまして」の状態で願書を見て、たった1日か2日程度の考査や面接を行うだけで、その家庭のことが全部わかるかというとそうではありませんよね。
学校側は、受験者がその学校を乱さない存在であるか、また親が学校のことをきちんと理解していて、モンペにはならないか、などのことは「はじめまして」の状態で考査を受けただけでは全てはわかりません。ただ、既に在校生や卒業生がいる家庭であれば、学校のことを理解しているのはもちろんのこと、面倒な親なのかそうではないのかは既に学校側は知っていますよね。
なので兄や姉(きょうだい児)が良い印象を与えられていればこの家庭は安心できる。と思えるはずです。
もし仮に考査で合否ラインギリギリ、同じ点数のA君とB君がいて、どちらかしか合格しないとします。A君は全くのフリー、B君は数年前にお兄ちゃんが入学していて、親もB君のお兄ちゃんもちゃんとしていることがわかっていたら・・学校側にとってリスクが少ないのはB君と考えられますよね。
ただ、逆も然りで、きょうだい児の時に悪い印象を与えてしまうと「この家庭は要注意」と思われることも考えられるので、そこは注意が必要です。
小受にコネは必要か?私の考え
そんな中、私が導き出した考え。
もちろん学校によって違いはあると思いますが・・・
「縁故が必要かどうかはわからない。
コネ入学の人がいようがいまいが、なんの縁故もない人も受かっているのは真実。
だからうちはそっち側の人間(縁故もないけど合格する人)になればいいだけ」
そう考えました。
そしてそっち側の人間(縁故もないけど合格する人)になるために、試行錯誤すればいい。
それをやり尽くした結果、ないない尽くしの我が家でも、合格をもらえました。
縁故(コネ)がないけど合格する人になるために、何をどう頑張ったのか。
それは少しずつこちらのブログに書いていこうと思います。
【参考】小受とコネのニュース
小受とコネを扱ったニュースは下記のようなものがありました。



コメント