小学校受験――
「そこまでしなくてもいいのでは?」
「まだ小さいのにかわいそう…」
そんなふうに思う方も、きっと多いはずです。
私自身も、地方にいた際には考えたことのない世界でした。

でも、受験に向けて娘と向き合い、準備し、合格をいただいた今、
「小学校受験をしてよかった」と心から思っています。
この記事では、
小学校受験を通して得られた大きな学びと、
合格後の今、実感しているメリットをまとめてご紹介します。
小学校受験を迷っているあなたにとって、何かの参考になれば嬉しいです。
小学校受験を通して得られた“かけがえのない学び”
家庭の教育方針を深く考えるきっかけになった
受験準備の過程で、
「どんな子に育ってほしいか」
「どんな環境がわが子に合っているのか」
を改めてじっくり考えるようになりました。
願書には“家庭の教育方針”を書く必要があり、
それを書く過程で、ぼんやり頭の中で思い描いていたわが家の「めざすべき姿」を明確に言語化できたことで指針が定まり、書き終えた願書は今も我が家の宝物になっています。
本当にぴったりの学校を見つけられた
学区でなんとなく選ぶのではなく、
「この子に合った場所はどこだろう?」と真剣に考えた結果、
心から納得できる学校選びができました。
今、毎日楽しく学校に通っている娘を見て、あのとき迷わず動き出してよかったと感じています。
娘のよさ・個性に気づく時間になった
志望校の出題傾向や評価ポイントを研究し、願書を書くなかで、
娘の得意なこと・苦手なこと、そして娘にしかない魅力に気づくことができました。
「キララちゃんは、他の誰でもない、こういう子なんだ」
そう再確認できたことは、親としてとても貴重な体験でした。
人生は“自分で選んで進む”という価値観を持てた
当たり前のように与えられる道ではなく、
「進む道を自分たちで選ぶ」という経験を、娘にも私たち親にも与えてくれたのが小学校受験です。
目標を立て、努力を積み重ねる。
それを親子で経験できたことは、人生においても大きな糧になりました。
ペーパー・行動観察・運動…バランスよく学べた
小学校受験では、ペーパーだけでなく、行動観察や運動などさまざまな力が問われます。
その過程で、娘は一つの分野だけではなく、総合的な力をバランスよく伸ばすことを経験しました。
苦手は克服し、得意は伸ばす――
そんな学びを、幼児期にできたことも大きな価値でした。
季節の植物、行事、昔話…豊かな教養に触れた
受験対策を通して、日本の季節行事や自然、昔話などに触れる機会が増えました。
これらはテスト対策を超えて、人生を豊かにする教養として今も娘の中に根づいているように思います。
合格後、わが家が感じた“小学校受験をしてよかった”理由
娘にぴったりの学校で、毎日が楽しい
娘は、授業も休み時間もすべてが「楽しい」と話します。
なんと、土日や長期休みを「残念がる」ほど学校が大好きに。
それほどぴったりの学校を選べたことが、親として何よりうれしいです。
優しいお友達に囲まれて過ごせている
学校の雰囲気がとてもあたたかく、
周囲のお子さんたちも思いやりがあり優しい子ばかり。
たとえば朝顔の種を植えた活動では、芽が出なかった子のために「分けてあげてもいい人?」と先生が聞いたところ、ほぼ全員が手を挙げたとのこと。
こうした環境の中で育つことが、娘の人間性にも良い影響を与えていると感じます。
お友達との家庭環境が似ていて安心
キララちゃんは家庭でYouTubeなどは見ずに過ごしていますが、
保育園時代はYouTubeの話題についていけず悩むこともありました。
ところが今の学校では、YouTubeの話をする子が全くおらず、話題に乗り遅れる心配もなく娘ものびのびと過ごせています。
先生の目が行き届いていて安心できる
担任の先生に加え、学年担当や教科専任の先生がいるなど、
教員体制が非常に充実しており、きめ細やかな指導を受けられています。
公立校での教員不足や合同クラスの話を聞くと、
本当にありがたい環境にいることを実感します。
なにより、毎日笑顔で「学校が楽しい」と言ってくれる
この言葉に尽きます。
暖かな雰囲気の学校に通えて、娘が笑顔で、「毎日学校が楽しい」「今日はね…」と目を輝かせて話す姿を見て、
本当にこの選択をしてよかったと思います。
小学校受験をして、本当によかった
小学校受験は、決して簡単な道ではありません。
情報が少なく、不安になることも多く、親子でたくさん悩み、葛藤もありました。
でも、あのとき思いきって一歩踏み出して、
わが子にとって本当に合う学校に出会えたこと。
そして、娘が毎日笑顔で「学校が大好き!」と通っていること。
それだけで、もう十分すぎるほどの「やってよかった」です。
「小学校受験は必要か?」と問われたら、
私たちにとっては間違いなく「必要だった」と答えます。
受験を通して見えた娘の姿、家族で得た気づき、そして今の幸せな日常。
この経験は、これからもずっとわが家の宝物です
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