2024年秋、娘は国立小学校5校に出願し、3校の一次抽選に通過。
けれど実際に考査を受けたのは、たった1校「学芸大附属竹早小学校」のみでした。
結果は、超高倍率の中、考査は合格→二次抽選で補欠→繰り上げ合格という形に
本記事では、なぜ他の国立を辞退し、竹早だけを選んだのか。
そして倍率や当日の様子、補欠から繰り上がったリアル体験まで詳しくまとめます。
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出願した国立小5校の一次抽選結果
学校名 | 一次抽選の結果 |
---|---|
筑波大学附属小学校 | 通過 |
お茶の水女子大学附属小学校 | 不通過 |
学芸大学附属竹早小学校 | 通過 |
学芸大学附属大泉小学校 | 不通過 |
立川国際中等教育学校附属小学校 | 通過 |
国立は、筑波・お茶の水・学芸大附属竹早・学芸大附属大泉、立川国際の5校に出願し、筑波・竹早・立川国際の3校の一次抽選を通過しました。

私立に合格後、国立は1校だけ受験へ
第一志望の私立小学校からご縁をいただいた時点で、進学先はほぼ確定していました。
それでも手続き上で不備があるなど万が一の事態に備え、一次抽選を通過した3校の中から1校だけ考査を受ける方針に。
国立の一次抽選は本当に運のみ。
どこも通らない可能性も考え、5校出願していましたが、3校も通過できたため、その中では志望度の低かった筑波・立川国際の2校については、受験枠を本気で志望している方へ譲るべきと考えました。
なぜ竹早だけを受けたのか? 他2校を辞退した理由
3校の中から竹早を選んだ理由は明確にありました。
✅ 教育方針が娘に合っている
- 竹早は自主性を重視する校風。
- 一方、筑波は「競争」や「体育行事(登山・遠泳・組体操)」など、ハードで体力勝負な面も。
- 本が好きでおっとりタイプの娘には、竹早やお茶の水のような落ち着いた校風が合うと感じていました。
✅ 通学の負担が少ない
- 自宅から立川国際は通学に電車とバスの乗り継ぎが必要。さらにバスが混雑すると聞いており、毎日の通学を想像すると現実的ではありませんでした。
✅ 志望度が高かった
- 「国立を受けるなら竹早かお茶の水」と考えていたわが家。
- お茶の水は抽選で不通過だったため、竹早を選ぶことは自然な流れでした。
竹早の倍率は?驚きの“50倍超え”
実は竹早小の受験倍率はとんでもない高さです。
以下が2025年度入試(2024年11月実施)の正式データです:
🔹志願者数(男女合計)
- 志願者数:2,188人(男子 1,088人/女子 1,100人)
🔹合格者数
段階 | 男子 | 女子 | 合計 |
---|---|---|---|
一次抽選通過 | 267人 | 276人 | 543人 |
調査合格(考査通過) | 31人 | 34人 | 65人 |
二次抽選合格 | 20人 | 22人 | 42人 |
🔹倍率(最終倍率)
- 男子:約54.4倍
- 女子:約50.0倍
- 合計:約52.1倍
一次抽選通過自体が約4倍、さらに8倍の考査→1.5倍の抽選と続くステップを突破して、ようやく最終合格。
まさに“50倍の壁”を越える戦いでした。
竹早考査当日の流れと印象
竹早の考査はノンペーパー形式。
考査の内容は
- 行動観察
- 面接
- 親子活動
当日は、在校生が案内役として付き添ってくれ、考査の場所までスムーズに案内してくれました。
在校生の子たちは、みんな落ち着いていて礼儀正しく、イキイキとしていて、「ここなら娘も楽しく通えそう!」と親としても感じることができました。
キララちゃんの頑張りが光った考査内容
考査終了後、私が立ち会った親子活動と、行動観察と面接の回答の娘が話してくれた内容の中に、キララちゃんの良さがしっかりと伝わると思うことが数えきれないほどありました。
- 行動観察では、周囲の子に配慮しながら、指示をしっかり守って行動できていて、さらに行動観察を楽しむことができた
- 面接で何を聞かれて何を答えたのか聞いたところ、親ながらに感動する回答だった
- 親子遊びの後に、「最後に使ったものを箱にしまってください」という指示で、一つ一つを色や形ごとに分類して丁寧に収納、長い紐は丁寧に折りたたみ、きれいに箱に戻していた。
- 最後にニコッと笑顔で「ありがとうございました☺️」とお礼
行動観察・親子活動・面接すべてで娘らしさを発揮できた手応えがあり、親子活動や面接担当の先生もにっこりと笑顔だったことから、「これは受かってるかも…?」と思ったのを覚えています。
合格発表〜繰り上げ合格まで
合格発表──まずは考査通過!
いよいよ合格発表。予想通り、キララちゃんは無事に考査を通過していました。

竹早の考査を通して、学校の雰囲気や教育方針がしっかり伝わってきたこともあり、私たち家族は「第一志望の私立にも受かっているけれど、竹早も魅力的だよね」と、嬉しい悩みを抱えるほどに前向きな気持ちに。
しかし、竹早はここからもう一段階、「二次抽選」という関門があります。考査に合格した中から、最終的な合格者をさらに抽選で絞るのです。
二次抽選──まさかの結果に
考査の翌日、二次抽選が行われました。女子の枠は34人中22人が通過という狭き門。
夫が学校で抽選に立ち会った結果、キララちゃんは残念ながら抽選に漏れてしまいました。
この段階は完全に“運”によるもので、悔しさはありながらも、納得せざるを得ない状況でした。
いただいたのは補欠合格の通知。しかも、補欠順位は「一桁台後半」。この番号では、辞退者が出ても繰り上がる可能性は正直低いだろうと感じていました。
私立に進学──気持ちの切り替えへ
「これで迷うことなく第一志望の私立に進学できるね」
「キララ校(第一志望の私立)にご縁があったってことだね」
と家族で話し合い、制服の採寸など、私立小の入学準備を進めていきました。
そして──まさかの繰り上げ合格!
年が明けた1月、私たちはすっかり私立の準備に集中していた頃、突然、学校からの電話が鳴りました。
「繰り上げ合格となりました」との連絡。
まさかの展開でした。一桁台後半という補欠番号にもかかわらず、辞退者が出て、キララちゃんにチャンスが巡ってきたのです。
私立と竹早、再び迷った家族の決断
- 国立の学費面はやはり魅力的
- 教育方針や雰囲気も合っていた
- 何より、補欠からの合格はご縁を感じる…
私たちは本気で「私立に決めたはずだけど、竹早もやっぱり…」と迷いに迷いました。
▼次回予告:それでも竹早を辞退した理由とは?
このあと、家族でじっくり話し合った末、
最終的には竹早を辞退する決断をしました。
なぜそこまで迷って、なぜ辞退を選んだのか?
わが家の本音とリアルな迷いを、次の記事で正直に綴ります。
👉【正直本気で迷った】せっかく合格をもらえたけど‥竹早小を辞退した理由、正直に書きます(※執筆中)
まとめ|「竹早だけを受けた理由」と「補欠からの逆転」
- 教育方針・通学・娘の性格から、竹早だけを選択
- 50倍超の倍率を突破、補欠からの繰り上げ合格
- ご縁のありがたさを実感した経験に
国立小を複数通過した中で1校だけを選び、全力で受けた経験は、わが家にとって大きな財産になりました。
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