【国立・私立の通学事情】送迎はいつまで?入学1ヶ月で見えた現実とベストな方法

難関小入学後のリアル

国立・私立小学校では、公立小学校とは違って、多方面から電車やバスを使って通学する生徒が多くなります。そのため、「いつまで親が送迎するのか?」という点は、入学前にしっかり考えておく必要があります。

今回は、娘が都内私立小学校に入学してから1ヶ月間、実際に送迎してみて感じたこと・分かったことを、リアルな体験としてまとめました。

小学生の通学、親の送迎はいつまで?

送迎の期間については家庭によってさまざまですが、1人での通学には事故や不審者、犯罪などのリスクがつきもの。特に女の子の場合は、盗撮やつきまといといった被害も懸念されます。

娘の私立小学校での送迎事情

通学スタイルは本当に多様

娘の学校では、

  • 徒歩圏内からの登校
  • バス+電車を組み合わせた通学
  • 車で駅まで送ってから電車通学(本当は車使用はNG)
    など、人によって通学スタイルはさまざまです。

入学直後はほとんどの家庭が送迎

4月の入学直後は、ほぼ全員の保護者が送迎に来ていました。しかし、ゴールデンウィーク明けからは一気に減少。それでも5月中旬の今も、まだ多くの家庭で送迎を続けています。

子どもが「1人で通いたい」と言い出すタイミング

周囲に1人で通学している子がいると、我が子も「私も1人で行きたい」と言い出すことがあります。とはいえ、親としてはまだ不安も多い時期。ここは慎重な判断が求められます。

実際に見かけた送迎スタイルのいろいろ

  • お迎えに人はお母さんが最も多いが、お父さんや祖父母、シッターさん、学童やアフタースクールからのお迎えも
  • 保護者同士が協力して、3人程度の子どもを親1人で送迎する人も
  • 混雑する朝だけ送迎して、帰りは子どもが1人で帰宅、逆パターンも
  • 帰りは学童やアフタースクールに行き、後で迎えに行く
  • スマホ不可のため、公衆電話の使い方を練習している家庭も
  • 高学年でも一部区間は親が付き添うケースあり

子ども1人で通学する場合の安全対策

多くの家庭で、GPS付きの見守り端末を持たせています。ただし、新宿駅や渋谷駅のような混雑駅ではGPSの精度が落ちるという声も。

また、防犯ブザーを持たせている家庭も多いです。

見守り端末だけだと、メッセージ送信機能があってもタイムラグが発生することもあり、リアルタイムでのやり取りが難しいことも。

娘の学校はスマホ持ち込み不可のため、我が家ではなにかあったときのために以下の対策をしています。

  • 公衆電話の使い方を事前に練習
  • テレフォンカードを持たせる
  • 親の電話番号を暗記させる
  • 公衆電話のある場所を親子で把握

家庭の事情で大きく異なる送迎スタイル

フレックス勤務の私は、次のような送迎スタイルをとっています。

  • 母である私が基本的に送迎担当
  • 朝:娘と一緒に家を出て、学校最寄駅まで送る→会社へ出社
  • 夕方:娘の下校時間に合わせて会社を出て学校へ迎え→帰宅後は在宅勤務
  • いつまで?当面の間はこのスタイルを継続する予定

娘の下校時間に合わせて一旦退勤するのは、かなりの会社側との交渉や、調整が必要でしたし、会議中などでも途中で抜けたりとかなり大変な状況です・・。
でも、夫が激務で頼れず、親戚も近所にいない状況で、小学校が始まりたての新生活で疲れがたまっている娘に安心感を与えたかったため、送迎を外部に頼る気にはならず、苦渋の決断です。
どうしても仕事の調整が難しいときだけ、なんとか夫に調整してもらうか、遠方から親族に来てもらうか、娘一人で登下校してもらうか・・と考えています。

娘のことは信用していますが、何があるかわからない世の中。
不審者やつきまといなどのリスクを考えると、しばらく送迎は続けたいと思っています。

中には、

  • 出社必須のフルタイム勤務
  • ご主人も激務で頼れない

という状況の中、昼休みをずらしてお迎え→学童に預けて職場に戻る…という、超ハードスケジュールをこなすママもいます。

一方で、専業主婦の家庭であっても5月からは子ども1人で通学しているケースもあり、本当にバラバラです。

通学経路はシンプルでも油断は禁物

  • 乗り換えなし、徒歩圏内などシンプルなルートでも送迎している家庭
  • 乗り換えが複雑でも1人で通っている1年生

など、様々で、「どこまで親が関わるか」は家庭ごとの考え方とお子さんの性格・発達段階次第です

おすすめ!入学前に通学シミュレーションをしよう

志望校を選び中の方や、これからお受験の方に、少しでもきになる学校があったらぜひやってほしいのが、通学シミュレーションです!

✅ 平日の朝8時頃に学校到着を目指す
✅ 実際の通学ルートでリュックを背負って歩く
✅ 通学中の在校生の様子も観察

特に、朝のラッシュ時にランドセル(またはリュック)を背負って電車に乗る負担は大きく、事前に体感しておくことで、「この学校に本当に通えるのか」のイメージがはっきりします。

なお、学校側にも「ランドセルが邪魔」というクレームがが届いているそうです。
子ども好きな人ばかりではない世の中、混雑する交通機関でのランドセルの扱いには注意させたいところです。

我が家は、もともと国立小学校志望でしたが、私立小学校も視野に入れ始め、最終的には私立が第一志望となりました。入試の時に初めて学校に足を運んだ小学校もあり、その際に「考えていたよりこんなに遠いのか・・」と痛感した小学校もあります。入学したら毎日通う場所。
事前にきちんと通学シュミレーションをして、実際の通学、毎日の起床時間などに無理がないかの確認をすればよかったと思います。

まとめ:小学校の送迎は本当に家庭次第

国立・私立小学校における送迎問題には「正解」はありません。
それぞれの家庭の事情・お子さんの性格・通学距離や経路に応じて、最適な方法を選ぶことが大切です。

大事なのは、「わが子にとって安全で無理のない通学スタイルかどうか」。
その判断のためにも、通学の予行練習、そして周囲の声や経験談を参考に、じっくり検討してみてください。

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