【短期合格の裏側】小学校受験で「やらなかったこと」9選|効率よく成果を出すための引き算の戦略とは?

小学校受験【体験記】

わが家は、年長の夏からわずか約4ヶ月の準備期間で、難関私立小学校と国立小学校の両方に合格しました。

短期間でも結果を出せた理由は、限られた時間の中でやるべきこと」に集中するために、「やらないこと」を明確にしたからです。

今回は、わが家があえて「やらなかったこと」「途中でやめたこと」をご紹介します。
小学校受験を控えるご家庭の、選択と集中のヒントになれば嬉しいです。

わが家がやらなかったこと・やめたこと9選

① 幼児教室のかけもちをしなかった

合格基準が見えない中、他の家庭の様子を見て不安になる気持ちはよくわかります。
ですが、時間は有限。
時間も体力も限られているからこそ、あえて1つの教室に絞りました。

  • 通ったのは年長8月から1つの教室のみ
  • お教室の観覧で見えてきた課題を自宅でしっかりじっくり復習
  • 模試ラッシュには参加せず、自宅学習に集中
  • 模試はわかぎり21を2回と、通っている教室の模試だけ

理解が十分でないものがあるまま、仮に別のお教室に行って新たなことをやるよりは、まずは一つ一つの課題をクリアにして、自宅でしっかり復習することを大切にしました。
また、有名幼児教室の学校別などの模試ラッシュには参加せず、国立に特化したわかぎり21で7月末と9月の2回と、通っていたお教室の模試のみに参加しました。模試に振り回されることがなかった分、親子の精神的負担も少なく、落ち着いて学習できました。

② スケジュールを詰め込みすぎなかった

予定を詰め込みすぎると、親子ともに疲れ切ってしまいます。
そこで、先々まで予定を埋めすぎず、余白を残すことを意識しました。

  • 習い事も見直し、キララちゃんが「もうやらなくてもいい」と思ったバレエはやめました
  • 空いた時間を自宅学習に充て、集中できる環境づくりを優先

過密すぎて息が苦しくなるようなスケジュールよりも“集中してやる”ことで、結果的に効率アップに。

③ 好きなことを諦めなかった

受験最優先だからといって、娘の「好き」を犠牲にはしませんでした。

  • 水泳やピアノなど、本人が楽しいと感じる習い事は継続
  • 勉強一辺倒にせず、お友達と遊んだり、外出したりする時間も確保

おかげで、国立小の面接でも「好きなこと」に関する質問があり、自信を持って答えられました。

④ 楽しみを奪わなかった

  • 夏祭り、プール、旅行、映画、プリキュアイベント…
  • 行きたがったイベントには、できる範囲で参加

受験直前の9月にも旅行に行きましたが、その時には旅行先の神社で合格祈願のご祈祷もしてもらい、旅行先で遊び、ホテルでは少しペーパーのお勉強をしたりもしました。
「遊ぶときは遊ぶ」「勉強するときは勉強する」というメリハリある生活が、モチベーション維持につながりました。

⑤ すべての問題を100%理解しようとしなかった

小学校受験の問題には、大人でも悩むような超難問あります。
理解にも学習にも時間が掛かり、しかももう一度出るとも限らない超難問に時間をかけるよりは、基本的な問題をしっかり押さえて90点は取れるようにすることを目標にしました。頻出問題の中の苦手分野には時間をかけました。

  • そうした問題は割り切って「やらない」選択
  • そのぶん、頻出の基本問題に集中
  • 「90点取れる力」を目指し、苦手分野は重点的に対策

無理に詰め込まず、“勝ち筋”を見極めた戦略で、限られた時間を有効活用しました。

⑥ 仕事も家事も完璧にしようとしなかった

受験期は仕事より娘の受験を最優先にしました。
仕事の評価に響こうが、小学校受験のチャンスは年長の秋だけ
仕事は受験が終わってからでもリカバーできると考えました。

  • 仕事は他の人に頼めても、娘の母親は私だけ
  • 大変な業務は勇気を持って断り、受験最優先にシフト

家事も、忙しい日は外食にしたり、掃除や洗濯も家電に頼り、完璧よりは時間を最優先にしました。

  • 外食やホットクックで時短
  • お味噌汁は2日分まとめて作る
  • 掃除はルンバ、洗濯はドラム式洗濯機に乾燥まで任せる

完璧を求めず、「時間を買う」工夫を重ねました。

⑦ 他人と比べなかった

年長の夏からスタートしたキララちゃんが、ずっと前から準備をしていた子たちと比べたら間違いが多い、理解が足りないなんて当然のこと。他の子どもたちと比べることに意味はありませんでした。あくまでキララちゃん自身が前に進んでいるか?に焦点を当てました。

  • 比べたのは「昨日の自分(娘)」
  • SNSチェックもやめ、情報は幼児教室と第一志望校の公式サイトだけに絞りました

「情報の断捨離」で、親の心も整いました。

⑧ 複数校の対策はしなかった

自宅学習は、第一志望校のみに絞った対策を徹底しました。
志望校の過去問を解いたり、その中での苦手分野を見極めて、それを補完するための問題集を入手し、対策。第一志望に向けてひたすた努力しました。

  • 志望校の過去問を分析し、苦手分野を強化
  • 他の学校の対策には時間を使わず、的を絞った学習を継続

その結果、包括的に対策できたのか、能力が底上げされ、第一志望の対策だけでも、模試では他の小学校の結果も飛躍的に向上しました。

⑨ 模試の結果に振り回されず、成長の手応えを重視した

国立に特化したわかぎり21で7月末と9月の2回+通っていた幼児教室の模試のみを受けたキララちゃん。
わかぎり21での2度の模試は、対策ほぼなしで挑んだ初めての模試(7月末)では受験者全体の下位15%で合格見込みは薄い結果したが、その結果には凹みませんでした
大切なのは、そこからの頑張り。できなかったことを克服し、そこからいかに成長できるかを大切にしました。
8月、9月と努力を続け、9月末の模試では受験者全体の上位15%にまで伸びました。
10月にも諦めずひたむきに努力し、そこからさらに伸び、結果的に国立・私立ともにすべての小学校に合格をいただけたました。

【わかぎり21での模試の結果】

  • 7月28日(対策ほぼゼロ):下位15%
  • 9月29日(2か月間の集中対策後):上位15%

第一志望の私立対策しかしていなかったのに、国立対策の模試でも結果がアップ
地道な努力で、基礎力が底上げされたことを実感しました。

まとめ:やめたことが、合格への近道だった

情報も選択肢も多すぎる時代。
でも、全部やるのではなくやらないことを決める勇気が、成功の鍵でした。

  • 限られた時間だからこそ、「引き算の戦略」が有効
  • 本当に必要なことに集中できる
  • 受験対策だけでなく、親子関係や心の余裕も守ることが大切

この体験が、同じように受験に向かうご家庭にとって、
やらない選択の参考になれば幸いです。

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