【共働き家庭でもできた】年長夏からの小学校受験｜難関校合格につながった“受験準備前”の日常習慣

はじめに

娘が年長の夏に小学校受験を決意してから、たった数ヶ月の準備期間で最難関校を含め、受験したすべての学校（私立・国立ともに）から合格をいただくことができました。

短期間でも結果を出せた背景には、実はそれまでの「日常の生活習慣」が大きく影響していたと、振り返って強く感じています。

この記事では、受験を意識する前から我が家で自然に行っていたことを中心に、共働き家庭でも無理なく続けられた工夫をご紹介します。

我が家では、絵本は「買い与えるもの」ではなく、「呼吸のように身近なもの」でした。
娘が絵本を読みたいと言えば基本的に断らず、欲しがる本は買い与えた結果、本棚は絵本でいっぱい。図書館にも定期的に通い、自宅だけでも年間300冊以上は読んでいます。

さらに保育園でも日常的にたくさんの絵本を読んでくれていたので、実際の読書量はもっと多かったかもしれません。

こうした日々の積み重ねが、語彙力・集中力・理解力など、小学校受験に必要な力の土台になったと感じています。
教えていないのに1歳で文字が読めたキララちゃん。赤ちゃんの時から日々の読み聞かせで自然に読めるようになったのだと思います。

絵本の登場人物の心情などを察し、他の人の立場に立って考えることも得意で、共感力も育まれたと感じています。

我が家は共働きのため、どうしても平日は忙しく、季節の行事に十分時間を割くことはできませんでした。

キララちゃんはごく普通の保育園に通っていましたが、行事ごとに説明をしてくれたり、関連する絵本を読んでくれたりと、本当に手厚く対応してくれていました。
ひな祭りにはちらし寿司、節分には恵方巻きを給食で出してくれるなど、季節の行事や文化に自然に触れられる環境が整っていました。

行事を「家で完璧にやらなきゃ」と頑張るよりも、信頼できる保育園に任せることで無理なく続けられる形を選びました。
自宅では、こどもの日には菖蒲湯に入る、ひなまつりにはお雛様を飾るなど、負担の少ない範囲で取り入れていました。

受験準備前から続けていた習い事は、水泳・バレエ・ピアノの3つ。
どれも「やってみたい！」という娘の言葉からスタートし、まずは体験レッスンへ。実際にやってみて「楽しい！」と思ったものだけを続けるスタイルにしていました。

小学校受験で求められるのは、指示を聞く力・リズム感・自己表現など多様な力。
このような習い事を通じて、自然にそれらの力が育まれていたのかもしれません。

娘は年中の頃からスマイルゼミを活用していました。
登園前の数分、短い時間でも毎日取り組むことで、「学習は生活の一部」という感覚が自然と身につきました。

受験準備をはじめてからスマイルゼミは辞めましたが、しっかりと学習習慣は身についていて、小学校受験の学習にも抵抗感なくスムーズに取り組めたのは大きなメリットでした。

娘はお手伝いが大好きで、掃除や配膳など、できることは積極的に任せていました。
自然と「人の役に立つことが嬉しい」という気持ちが芽生えたと思います。

お手伝い以外でも、できる限り自分のことは自分でできるように促していました。
たとえばプリンのふたを開ける、ペットボトルのふたを自分で回してみるなど、まずは自分でやってみる→無理なら助けるという姿勢を徹底。
自分でやってみるうちに、日常のちょっとしたことでも工夫したりコツをつかめるようになりました。

また、「キララちゃんならどうしたい？」と、どんなこともまず本人の意見を聞くようにしていました。
大人が決めすぎないことで、自分の頭で考えて動く力、自信、自立心が育ったように思います。

娘は外ではとても気をつかうタイプ。だからこそ、自宅ではリラックスできるように、
「大好き」「いてくれるだけで幸せ」「生まれてきてくれてありがとう」
と毎日伝えるようにしていました。

平日は共働きで、激務のパパに代わり、私はなるべく仕事を調整して、娘との時間を意識的に確保していました。その分土日はパパにべったり。

家族以外に任せることはせず、シッターさんの代わりにドラム式乾燥機付き洗濯機・ホットクック・ルンバなどの家電をフル活用。
どうしても調整がきかないときだけ、遠方に住む母にお願いするスタイルで、「娘の安心感」を最優先にした生活を心がけていました。

年長の夏からの受験準備は、決して楽ではありませんでした。
でも、それまでの生活の中で娘が自然と身につけていた力のおかげで、短期間でも乗り越えられたと実感しています。

共働きで忙しくても、「毎日の暮らしの中で育める力」はたくさんあります。
これから受験を考える方にも、「特別なことより、日常の積み重ねが大きな力になる」ということが伝われば嬉しいです。