娘のキララちゃんは、都内の国立・私立小学校で受験したすべての学校に合格しました。
その理由を考えたとき、「もしかすると、行動観察が合否を左右したのかも?」 と思っています。
小学校受験では必ずと言っていいほど出題される行動観察。
みんなで工作をしたり、ゲームをしたりする中で、協調性・コミュニケーション力・主体性・指示理解・マナー などがチェックされます。
ペーパーのテストは答えが決まっていて、点数で結果がはっきりわかるので、対策がしやすいですよね。
でも行動観察では子どもの“人間性”が試されるため、どこを評価されているのか分かりにくく、対策が難しいと感じることもあると思います。
せっかくペーパーで合格ラインに達していても、行動観察で評価が低くて不合格になってしまったら悲しいですよね。
実際に娘が受験したときの様子を聞いて、「これは合格するかも!」と思えたポイント がありました。
今回は、行動観察で見られるポイントや、合格につながった“勝因” を娘が実際に経験した具体的なエピソードを交えて詳しくお伝えします!
行動観察のポイント① 協調性・思いやり
行動観察では、グループでの活動が多く出題されます。
その中で、キララちゃんが自然にできていたのが 「周りの子に気を配ること」 でした。
みんなが輪に入れるようにサポート
行動観察が始まったとき、グループの輪に入れず悩んでいる子を見つけて、

私と一緒に○○する?
と声をかけたそうです。
これは、受験したすべての学校で毎回できていたとのこと。
みんなが使いやすいように工夫
何かを作る課題のとき、文具が人数分なかった場面で、

はさみはここに置くね!
と大きな声で伝え、みんなが使いやすいように工夫 できていました。
こうした 「周囲を見て、自分から気を配る行動」 は、行動観察でとても大切なポイントです。
行動観察のポイント② 指示の理解・状況把握
試験では、先生から出される指示を正しく理解し、適切に行動できるかも重要です。
指示を聞き逃さず、足りないことに気づく
「○○を作るように」と指示があったのに、まだ誰も作っていないことに気づき、

○○がまだだから、私が作るね!
と自ら行動。
試験では、ただ指示通りに動くだけでなく、「今、何が必要か?」を考えて行動できるか も見られています。
細かい指示までしっかり覚えて実行
ある国立小学校の試験では、
「○○○○と歌いながら、前の子の肩に手を乗せ、その後ろの子も同じようにして列を作る」
という指示が出されました。
試験後、キララちゃんが言ったのは、

歌いながらって言われたのに、歌っていたのは私ともう1人だけだったよ。
先生の細かい指示をしっかり覚え、周りの様子を見ながら的確に行動できていたようです。
行動観察のポイント③ 懸命に取り組む&楽しむ姿勢
キララちゃんは 行動観察の時間が大好き でした。
普段やらない遊びや制作をみんなでできるのが楽しかったそうです。
指示をしっかり覚えてやりきる
複数の指示を出されても混乱せず、「これはこうすればいい!」と理解して、最後までやりきることが楽しいと感じていたそうです。
まっすぐ懸命に取り組む
ただ楽しむだけでなく、「どうすれば良いか?」を考えながら一生懸命に取り組み、必要があれば周囲に声をかけることもできていました。
試験後は毎回、

こんなことをしたよ!楽しかったー!
と満足げに話していました。
この「素直に楽しむ力」も、先生方の目に留まったのかもしれません。
キララちゃんが行動観察で評価されたと感じるポイントは、以下の3つです。
✔ 協調性・思いやり ーー 周囲に気を配り、相手のことを考えて行動できる
✔ 指示の理解・状況把握 ーー 指示を正確に守り、今何が必要かを判断できる
✔ 懸命に、でも楽しむ姿勢 ーー まっすぐ取り組みながら、試験そのものを楽しむ
小学校受験の行動観察では、勝敗や結果ではなく「周囲との関わり方」や「協力する力」が見られている のではないかと思います。
こうした姿勢が、先生方に 「この子に教えたい!」 と思ってもらえたのかもしれません。
もちろん、姿勢よく座る、挨拶をしっかりする、先生の話を目を見て聞く などの基本的なことは前提としてできていたと思います。
娘にとっては、これらの行動が特別なものではなく 「自然にできたこと」 でした。
小学校受験を考えているご家庭の参考になれば嬉しいです!